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【書類整理】“捨てていい書類”の判断基準|後悔しないための見極めガイド

1. 書類業務・オフィス事務の効率化
Google geminiによるAI生成画像

「この書類、いつか使うかもしれないし、一応とっておこう…」

その“なんとなく”の保管が、あなたのデスクの引き出しやキャビネットを、開けるのも億劫な「開かずの書庫」に変えてしまっていませんか?

「捨てた後に『あれ、必要だったのに!』と怒られたらどうしよう…」 その不安、痛いほどよく分かります。

しかし、書類を捨てられない本当の理由は、あなたの性格や能力の問題ではありません。それは、「捨てる・残す」を判断するための、明確な「モノサシ(基準)」がない、ただそれだけなのです。

この記事では、あなたのその不安を解消し、自信を持って書類の断捨離を進めるための、具体的な判断基準と考え方を3つのステップで解説します。

この記事のポイント
  • なぜ書類を捨てられないのか、その「不安の正体」がわかります。
  • 目の前の書類をYES/NOで判断できる「見極めフローチャート」が手に入ります。
  • 「書類廃棄デー」など、チームで実践できる具体的な運用方法がわかります。

なぜあなたの引き出しは“開かずの書庫”になる?書類を捨てられない本当の理由

まず、なぜ私たちは書類を捨てられないのでしょうか。その心理的なブレーキの正体を知ることから始めましょう。

1.「万が一」への恐怖

「捨てた直後に、その書類が必要になったらどうしよう」という、万が一の事態への恐怖。これが、捨てる決断を鈍らせる最大の原因です。特に、真面目で責任感の強い人ほど、この傾向が強くなります。

2.「基準」の不在

「何を残し、何を捨てるべきか」という明確なルールが、あなた自身にも、チームにも存在しない。そのため、すべての判断を個人で背負わなければならず、「念のため保管」という最も安全(しかし非効率)な選択肢に流れがちです。

3.「情報」の不足

契約書や請求書など、法律で保管期間が定められている書類があることを知らず、すべての書類を同等に「重要なもの」として扱ってしまっている。

これらの不安や混乱は、明確な「判断基準」を持つことで、すべて解消できます。あなたはもう、一人で悩む必要はありません。


【保存版】もう迷わない!「捨てる書類・残す書類」の見極めフローチャート

目の前にある書類を手に取って、以下の質問に順番に答えていってください。それだけで、その書類の行き先は自ずと決まります。

質問1:これは「法律や社内ルール」で保管が義務付けられているか?

まず、法律や会社の規定で「絶対に捨ててはいけない書類」かどうかを確認します。

  • YES → 迷わず【永久・長期保管箱】へ
    • 対象書類の例: 契約書、定款、登記関係書類、決算書類、税務申告書、給与台帳など。
    • ポイント: これらの書類は、会社の根幹に関わる非常に重要なものです。保管年限や方法については、必ず総務・経理・法務部門に確認しましょう。

参考情報:主要な書類の法定保存期間 企業の帳簿書類は、法人税法や会社法などで、それぞれ保存期間が厳密に定められています。例えば、多くの会計帳簿や取引に関する書類は「7年間」の保存が義務付けられています。
参考リンク:No.5930 帳簿書類等の保存期間|国税庁

  • NO → 次の質問2へ進む

質問2:これは「業務上、明確な価値」があるか?(再利用する、証拠になるなど)

法律上の義務はなくても、今後の仕事で参照したり、証拠として役立ったりする書類かどうかを判断します。

  • YES → 【一時保管箱】へ(※必ず廃棄予定日を明記)
    • 対象書類の例: 現在進行中のプロジェクト資料、頻繁に参照する業務マニュアル、未解決の問い合わせに関する記録など。
    • ポイント: 最も重要なのは、「いつまで保管するか」という期限を決めることです。付箋に「2025年末に見直し」などと廃棄予定日を明記して貼り、期限が来たら再度見直すルールにしましょう。
  • NO → 次の質問3へ進む

質問3:「なくても誰も困らない」「データで存在する」か?

最後に、それがなくても業務に支障がなく、かつ既にデータとしてクラウドやサーバーに保存されているかを確認します。

  • YES → 迷わず【今すぐシュレッダー箱】へ!
    • 対象書類の例: 自分用の作業メモ、会議で配布されただけのアジェンダ、Webでいつでも見れる資料の印刷物、重複して印刷してしまったコピーなど。
    • ポイント: 最も量が多く、デスクを圧迫しているのがこの領域の書類です。 「いつか見るかも」は、99%見ません。「データがあるから大丈夫」と、自信を持って手放しましょう。

「書類の断捨離」をチームの文化にするための次の一歩

この見極めフローチャートは、個人で実践するだけでも絶大な効果がありますが、チームで共有することで、部署全体の生産性を大きく向上させることができます。

1.「我が社の廃棄基準」を作成し、共有する

今回のフローチャートを参考に、あなたのチームや部署で扱う書類に特化した「保管・廃棄ルール一覧(A4一枚でOK)」を作成し、全員が見える場所に掲示・共有しましょう。誰かの判断に依存するのではなく、「ルールに従う」だけの状態を作ることが、属人化を防ぐ鍵です。

2. 月に一度の「書類廃棄デー」を導入する

「毎月最終金曜日の最後の15分」など、チームで一斉に書類を見直すイベントを設定しましょう。一人でやると億劫な作業も、みんなでやればゲーム感覚で進められます。不要な書類をシュレッダーにかける爽快感は、チームの一体感を高める効果もあります。

3.「削減効果」を見える化し、成果をアピールする

「このルール導入により、キャビネット〇個分のスペースが空きました」 「月平均〇〇時間かかっていた書類探しの時間が、ほぼゼロになりました」 といった成果を、具体的な数字で上司や関係部署に報告しましょう。

あなたの「整理術」は、コスト削減や生産性向上に直結する、立派な「業務改善」として評価されるはずです。


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